令和を前に平成を振り返るとネットデビューは「リムネット」

各デバイスでインターネットをするデスクイメージ

令和を前に、平成を振り返る特別番組が、各局で放映されているのに、刺激され、自分の資料や部屋の整理整頓を行いました。そうすると、懐かしい資料が山ほど出てきて、それを読むことに夢中になり、一向に部屋が片付きませんが、振り返ると、当時の良い思い出なども呼び戻され、古い情報の整理整頓もたまには、とても良いリフレッシュになると、独りで勝手に納得しながら作業しています。

テレビでは、平成元年から平成31年までを時系列に振り返る内容が多いですが、自分も若い頃を思い出します。

私は、大学に入ってから、授業で、インターネットを学び、独り暮らしのデスクトップパソコンに、インターネットを接続できるように契約をしました。その最初の契約プロバイダーは、「リムネット(rimnet)」でした。当時、インターネット関連の雑誌が多く出版されていましたが、それら雑誌を読み漁り、検討を重ね、これしかない!と思って選んだプロバイダーがリムネットです。これがベストの選択だ!と、自分の決断に自画自賛したのを覚えています。

現在の契約サーバーも、自分で最も良い選択をした、と自画自賛して利用しています。たまに、第三者が契約している自分の知らないサーバーの管理画面などを操作すると、やはり、自分の契約しているサーバーが良いと感じます。他方、第三者が利用しているサーバーを使いこなせていないだけではないのか?という話もありますが…。

2004年の接続設定はまだダイヤルアップ接続

大学に入り、「Windows 95」のデスクトップパソコンでインターネットをはじめ、やがて、「Windows 98」にアップグレードして、「Windows」が、一般的に普及していた2004年でも、やはり、インターネットは、ダイヤルアップ接続が中心でした。大学や企業の専用回線などを、大学生が利用できるような環境はあまりありませんでした。どうしても専用回線でインターネットをしようとすれば、出来たかもしれませんが、非常に高額で、また、一般人がそこまでして、インターネット環境を整えるには、よほどのこだわりがないと実現するのは、難しかったように思います。接続の種類は、「PPP(Point to Pointプロトコル)」で、何と、東京の「03-××-×」に電話していました。

2004年のメールサーバーの仕様

項目 仕様
メールアドレス ユーザー名@××.rim.or.jp
メールの転送 転送先は、100アドレスまで指定可能
メールの容量制限 送信、受信ともに1通当たり上限100MB
メールの保管期限 30日

※表中の「××」の部分は、ユーザーの登録したドメイン2文字となる。

現在のサーバーのメール仕様と比較すると、メールの容量や保存期間が極端に少ないですが、それでも、当時は、これでもハイスペックだったことを覚えています。
実際、当時は、パソコンで作るデータも、フロッピーディスクに保存して、持ち歩いていた事もあり、そのフロッピーディスクに入る容量は、3MBだったので、現在のように、1TBなどは、夢のような世界の大容量でした。

「3000円コース」で「150時間」まで利用可能

当時は、各種割引制度が豊富にあり、学生や障がい者や高齢者の方は、申請をするだけで、月額利用料金と超過料金が半額になるサービスがありました。また、NTTの「INSネット64」を導入すると、月額利用料金を3カ月間割引対象にするというものもありました。

私は、電話代とプロバイダー月額料金を少しでも安く済ませるために、NTTの「かけホーダイ」を契約し、夜の11時から深夜2時や3時まで夜な夜なインターネットを楽しむという生活でした。夜11時前に、夕食やお風呂を済ませ、そして、好きなテレビ番組も11時までのものはみて、それ以降のテレビは、インターネットをしながらテレビを見るという、ながらテレビをしていました。毎日、3~4時間インターネットをしていると、すぐに、100時間を超えてくるので、月額の固定料金に加えて、超過料金を請求されることもあります。そこで、月額3000円支払えば、150時間まで、超過料金が発生しないというコースもありました。

それが、「3000円コース」で「150時間」まで利用可能というものでした。

大学生の頃は、NTTに支払う電話料金と、プロバイダーに支払う利用料金とで、5000円程度は、支払っていたと思います。それでも、インターネットが楽しくて、止まらない自分がいたのを覚えています。

アクセスポイント拡大に伴うセキュリティ強化

1999年8月31日までは、一つの「ユーザー名(ID)」と「パスワード」で、ログイン認証をしていましたが、インターネット人口が急速に発展し、利用者の急増と共に、セキュリティ強化が急務となっていました。そこで、次のような仕様の変更が行われました。

ダイヤルアップ接続の接続用パスワードの流れ

1999年9月1日からは、接続用のログイン認証と、サーバーサービスを利用するためのログイン認証の2種をユーザーに要求するようになりました。現在でいうところの2段階認証のような役割でしょうか。当時は、携帯電話を各ユーザーが持っている時代ではありませんでしたが、同じユーザーに、2回ののログイン認証を要求することで、ユーザーの特定を行うようになりました。

これは、海外ローミングサービスを利用しているユーザーに対しても、同様の仕様を要求していました。

リムネットは、セキュリティ強化やインフラを整え、ユーザーの獲得を増やしましたが、プロバイターの競争は激しく、サービス提供終了に伴い、自分もリムネットユーザーではなくなりました。しかし、学生から新社会人までの間には、大変お世話になったのが、リムネットでした。当時を思い出すと、リムネットに感謝しかありません。「Windows 95」とリムネットによる「インターネット」体験は、衝撃的なもので、令和を前に平成を振り返ると、自分にとって欠かせないのが、このリムネットです。

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投稿者プロフィール

画風
画風~伝える、わかる、ひろがるをあなたへ。~
大学を卒業して、映像プロダクションに勤めました。
数社を渡り、福岡市インキュベート施設で独立。

2000年:映像音響処理技術士
2013年:マルチメディア検定エキスパート
2014年:Webデザイナー検定エキスパート