6年7か月で使えなくなったアドレス印と進化したアドレス印

福岡市インキュベート施設から赤坂事務所へ引っ越して、すぐに作ったゴム印が、6年7か月で、役目を終えました。

このアドレス印は、あるときは、住所部分だけ。またある時は、電話番号部分だけと、使う場所に応じて、自由に連結や入れ替えが可能で、大変便利なものでした。頻度に応じて、ゴム印の印面がすり減っていくので、それを想定して、高さを調整できるダイヤルもついているのですが、何処かが、極端に擦り切れるということはなかったので、この高さ調整ダイヤルは、あまり活躍しませんでした。

その前に、ゴム印が経年劣化で固くなり、少し粉を吹くようになったと思ったら、印刷面のゴム印と本体部分の接着部分がはがれて、使えなくなりました。結局、接着剤の摩耗が先になったようです。

新しいゴム印は、同じ組み合わせで発注して、およそ7,500円。前回は、5,000円くらいで購入しましたが、今回は、値段では選びませんでした。前回は、安く買いたいという思いから、ネット販売経由で購入したのですが、結局そのサイトは、現在は、運営しておらず、作り替えや焼き回しのお願いができなかったからです。

今回は、少し前回より費用が掛かりましたが、なんと、前回より進化した部分がありました。それは、2行部分の住所のゴム印の無駄な箇所が、カットされており、削除されていたのです。その理由を聞いてみると、長く使っていると、その無駄な部分にも、インクが付くようになって、使っているうちに、その部分についてしまったインクが、黒く写り込んでしまうからということでした。つまり、住所の文字以外にも、黒い線のような必要ない部分がノイズとなって、印刷されてしまうということなのです。その理由にひどく納得しました。

実は、長年使っていると、ゴム印の文字部分の溝にも、インクが染み込んでいき、エッジがきれいに印刷できなくなったり、乾きが遅くなったりしていたのですが、その住所2行のゴム印部分の何もない平坦なところにもインクが付くようになると、その平らな部分が、印刷する紙と接触してしまい、実際に、ノイズがのったような汚い印刷面となっていたのです。

実体験をしていたので、無駄なゴム印部分を削除するというのは、細かい作業ですが、長期の使用を考えると、細やかな納得できる仕上げの仕方だと、感心してしまいました。
そのため、金額が少し前回より高いということは、気にならなくなりました。

何気ない、工夫は、理由を聞くと満足できるので、買い物したときの気持ちをすがすがしくします。

今度は、この新しい相棒を使って、封書を作っていこうと思います。

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投稿者プロフィール

画風
画風~伝える、わかる、ひろがるをあなたへ。~
大学を卒業して、映像プロダクションに勤めました。
数社を渡り、福岡市インキュベート施設で独立。

2000年:映像音響処理技術士
2013年:マルチメディア検定エキスパート
2014年:Webデザイナー検定エキスパート