2019年のデジタルイノベーション九州

2019年6月18日と19日で、「九州デジタルイノベーション2019」が開催されました。
会場は、福岡国際会議場です。
テクノロジーと産業の最前線の展示ということで、クラウド、IoT、ブロックチェーン、AI、働き方改革など、効率化、最適化、省力化などのテクノロジーを体感できるものでした。
ほとんどの基調講演には参加しましたが、グーグルの機械学習に関するセミナーなどは、満席状態で、キャンセル待ちも非常に多いものでした。RPA、クラウド等に関しては、実際多くの企業で次々に採用され、人事労務等の軽減や単純作業の負担軽減などを統計として公表できるほど、ある程度の知見が集まっていると実感しました。こういった話を聞くと、ほんとに、人手がいらなくなる分野が広がっていくと危機感も実感しました。

クラウドは、世界中のあちこちに、リージョンがあるほうが有利ですが、グーグルも、新たに大阪にリージョンを新設するという話もあり、西日本のクラウドユーザーには、さらにクラウドのアクセス時間を短縮し、より快適なアクセスの実現となりそうです。また、メルペイは、6月末日までは、大規模なキャンペーンを実施していますが、その条件として、後払いという支払方法を選択すればよいとのこと。この後払いシステムは、利用するユーザーの与信管理をして、信用できると判断したユーザーには、後払いの上限金額が上がるという仕組みのようです。ここでは、おそらくブロックチェーンの技術と信用情報を結び付けて、個人個人の与信を判断していると思われます。

メルペイをはじめ、「××ペイ」というのが、本当にたくさんありますが、ユーザーは、どれか一つの「××ペイ」を使い続けるのではなくて、ケースバイケースで、様々な「××ペイ」を使い分けていくことになるだろうという話でした。しかし、あっちの「××ペイ」が、100億円キャッシュバックキャンペーンをやっているから、利用しようとか、キャンペーンに振り回されて、そのキャンペーンを狙って、ハッキングされ、ダークウェブで、個人情報の売買をされるのも、大変嫌な話です。

キャンペーン目当てで、買い物をしていた自分に嫌気がさしそうです。

すごく便利になるのはわかりましたが、この生活スタイルの変化が、世の中を豊かにするのか、疑問も感じました。
どちらにせよ、「攻殻機動隊」のような世界も、そう遠くないのかなと思ってしまいました。

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投稿者プロフィール

画風
画風~伝える、わかる、ひろがるをあなたへ。~
大学を卒業して、映像プロダクションに勤めました。
数社を渡り、福岡市インキュベート施設で独立。

2000年:映像音響処理技術士
2013年:マルチメディア検定エキスパート
2014年:Webデザイナー検定エキスパート