ブラックアウト(大停電)によって激変した世界を描く、「レボリューション(原題:Revolution)」の没入感は?

テレビドラマの「レボリューション」に、いまいち感情移入できなくて、楽しめていない。

世界中が、大停電になったら、社会はどうなっていくのか?という設定で、ドラマが進んでいくのですが、
以下、個人的な意見ですので、見ていない方は、ネタバレの可能性があります。

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視聴者が、驚くほどのシステムの背景やアイデアがあるわけでもなく、
近い将来起こりそうな現実ではあるけれど、
すぐに、突っ込みたくなる矛盾なども垣間見ることができて、どうしても、感情移入しにくい。
その結果、「大変面白い」という継続性が低く、没入感に欠けていると思います。

「没入感」とは、イマーシブ(immersive)という用語で、ユーザーに対して、
コンテンツの世界観が、現実と錯覚させるほどに、夢中にさせる、
または、そんな感覚に浸るという意味ですが、
これがないと、コンテンツに麻薬性や中毒性がなくなり、離反したくなります。

そうはいっても、ストーリーは、最後まで見て、感想を述べるべきなので、
最終回まで見ていない自分は、これから、どんな展開になるのか、
いい加減なことは言えませんが、今のところ、それほど夢中になっていません。

コンテンツの価値を決定づける重要な要素の「ユーザーの疑似体験」、
エクスペリエンス(experience)もあまり強いものを感じません。

映像の世界では、ビリーバブル・リアリティ(believable reality)、
信じ込ませる現実感という言葉があります。
この「レボリューション」にある、大停電や、大ハリケーン、大津波や宇宙での爆発など、
実際に体験していないものは、それが、ウソの映像であっても、嘘か本当かは、分かりません。
映像は、感動や興奮をしてもらうために、大げさな演出や視覚効果が多用されるため、ウソの映像であることがしばしばですが、
それでも、経験したことのない映像には、嘘だと感じずに、信じ込まされて映像を楽しんでいます。
ここに、ビリーバブル・リアリティがあるのです。
この点においても、「レボリューション」は、魅力が足りません。

ビリーバブル・リアリティをするために、
美術や撮影にお金をかけているような気もしますが、
没入させるほどのストーリーが練り込まれていないのでは?とも考えてしまいます。
最後は面白かったといえるような展開を期待しつつ、最終回まで見てみようと思います。

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投稿者プロフィール

画風
画風~伝える、わかる、ひろがるをあなたへ。~
大学を卒業して、映像プロダクションに勤めました。
数社を渡り、福岡市インキュベート施設で独立。

2000年:映像音響処理技術士
2013年:マルチメディア検定エキスパート
2014年:Webデザイナー検定エキスパート