アップサイジングプロモーション

End User Transformation

ユーザーやクライアントが現在使用しているシステムを一番よいベストシステムであると考えて、今後の実務の拡大に合わせ、少しずづ拡張すればよいという考え方です。アナログデータをデジタルデータに変換する行為、デジタルデータを検索・蓄積できるソフトウェアに格納して保存、そのソフトウェアを使って、グラフ化などをして、データベースを効率よく利用し、効果を最大化できるように設計することができます。

エクセルの活用

表計算ソフトは、表作成、集計、分析、テータ抽出、ピボットテーブルなど、ビジネスシーンで活用できる機能が豊富に揃っています。例えば、「VBA」機能を活用すれば、業務の効率化を図ることができ、「ピボットテーブル」や「VLOOKUP関数」の機能を活用すれば、売上管理や在庫管理、データ分析などが効率的に行えます。しかし、データの件数がある一定以上を超えてくると、クライアントPCの反応が遅くなったり、作業効率が下がることが起きます。そのような場合には、SQLでの管理と運用を検討する時期です。エクセルなどの表計算ソフトで、ユーザー情報などを管理する場合には、それらには、個人情報保護法で守るべき、秘密情報が含まれていることが多いため、必然的に、データの整合性やセキュリティ、パフォーマンスなどに問題が生じてはいけません。そこで検討するのが、アップサイジングです。

アップサイジングのメリット

  • パフォーマンスの向上
  • 万全なセキュリティ対策の実現
  • 同時実行も可能
  • 万全なデータベース管理が実現

失敗のないアップサイジング

アップサイジングをするにあたって、どの方法でアップサイジングするのか?、それを誰に任せるのか?が重要です。
この2点について、十分に検討した上で、決断すると、失敗のないアップサイジングをすることができます。
低コストで実行したい場合には、データのテーブルとクエリだけを移行し、それ以外のシステムは、従来のまま利用する方法があります。システム全体をグレードアップする場合はテーブルやクエリに加えて、これまで利用していたフォームやレポートを含む、システム全体を最適化するアップグレードの方法があります。

次に、誰に任せるのかというのも重要な判断の一つです。
もちろん、様々なツールを駆使して、内部で実行する方法があります。しかし、予期せぬ不測の事態を招きたくない場合には、プロに依頼する方法があります。プロに任せることによって、時間的な無駄を削減できると期待できます。

ユーザーに一つ上の快適な環境を提供することも、サービス提供者として、重要な使命の一つです。

データの構築と運用フェーズ

構築フェーズ

  • 現物層
  • 各種有形無形のデータ全般のこと。紙ベースのもの、写真や口頭で得られたデータを含む。
    例:アンケート回答、インタビューでの集計、サポートセンターでのテレフォンデータなど。

  • 計画層
  • 将来の使用、活用目的、提供方法にあわせて、DB(データベース)をどのような概要や構造でで作るかを定義すること。

  • 記録層
  • 各種データをデジタルデータとして記録すること。

  • DB層
  • 検索や蓄積できるプログラムやソフトウェアにデータを格納すること。
    例:表計算ソフトなど。

運用フェーズ

  • プレゼン層
  • DBに蓄積されたデータを使用して、仮説を立て、新たな企画や対策を計画すること。
    例:可視化することで、新たな発見があり、新規のアプローチができる。

  • 利用層
  • DBのデータ利用者であるユーザーの満足度を上げたり、自社のサービス・製品の向上を図ること
    例:クレームの改善、新商品の開発など。