
マウスの説明しているのに、スクリーンをタッチする子供たち
夏休み期間中に、小学生のパソコン教室を今年も担当しました。
教室のパソコンは、現在もwindows7なので、タッチスクリーンではなく、マウス操作なのですが、マウス操作のダブルクリックを教えても、指で直接スクリーンをタッチしたり、フリックしたりします。
さすがに、マウスよりも指で操作するほうが慣れているようで、自宅で、スマホやタブレットを使って遊んでいる子供たちが多いようです。
今までにはなかった音声検索をリクエストされビックリ!
さらに、今年は、初めて、音声検索ができないから、音声検索をできるようにしてくださいと、リクエストをもらいました。そのリクエストをした小学生は、なんと1年生。
小学1年から3年までは、必ず数人いるのですが、彼らには、かな変換ではなく、ローマ字変換を教えています。
そのため、彼らには、上級生と比べると、文章の入力をするのが大変です。しかし、これまで、音声検索をリクエストされたことはありませんでした。パソコンを初めて触る小学生は、音声検索ができるという事を知らない為、その発想がありません。しかし、今年は、音声検索で検索したいと言われてしまったのです。
パソコン教室のテーマは、「グーグル」を使って検索し、情報や、図表や映像を検索し、絵葉書を完成させることです。そのため、音声検索を教えてはいけないというルールは無いのですが、キーボードに慣れるためには、まずは文字入力が一番良いので、キーボードを使って、検索を教えています。
仮に、音声検索で、検索を覚えてもらって、目的達成しても良いのですが、パソコン教室の環境から言えば、マイクデバイスが備わっていない為、また、勝手にデバイスを追加することもできない為(セキュリティ上の問題から)、物理的には、音声検索をすることができません。そこで、音声検索をこの端末では出来ないことを伝えて、文字を入力して、検索をしてもらうことにしました。
しかし、小学1年生では、正直、ローマ字表を見ながら、悪戦苦闘しながら文字を入力して、検索するより、音声検索で、検索するほうが、はるかに、効率がいいです。そして、インターネットで何かを検索する場合には、最も効果的で、効率が良い方法を選択するのがベストなので、この小学1年生にとっては、音声検索がベストです。
本当は、音声検索についても個別に教えて、習得してもらいたかったですが、集団学習ということもあり、また、環境としては、キーボード入力しか選択肢が無いという事で、我慢してもらい、ローマ字変換を覚えて、文字を入力して、検索してもらいました。
しかし、いずれ彼らが、私に対して、「どうしてアレクサがいないの?」とか、「オッケーグーグルは?」とか、「シリは??」とか発言して、駄々をこねるようになったら、音声検索できるような環境で、インターネット検索を教えないといけない時代が来るのかな?と少し考えさせられるパソコン教室でした。
投稿者プロフィール

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大学を卒業して、映像プロダクションに勤めました。
数社を渡り、福岡市インキュベート施設で独立。
2000年:映像音響処理技術士
2013年:マルチメディア検定エキスパート
2014年:Webデザイナー検定エキスパート
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